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06月10日-01号

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  1. 福山市議会 2008-06-10
    06月10日-01号


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    平成20年第3回( 6月)定例会          平成20年第3回福山市議会定例会会議録(第1号)          ────────────────────────2008年(平成20年)6月10日(火) ────────────────── 議 事 日 程 (第1号)2008年(平成20年)6月10日           午前10時開議第 1        会議録署名議員の指名第 2        会期の決定第 3 報第  5号 和解の専決処分の報告について第 4 報第  6号 損害賠償の額を定める専決処分の報告について第 5 報第  7号 平成19年度福山市一般会計継続費繰越計算書の報告について第 6 報第  8号 平成19年度福山市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について第 7 報第  9号 平成19年度福山市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について第 8 報第 10号 平成19年度福山市集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について第 9 報第 11号 平成19年度福山市競馬事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について第10 報第 12号 平成19年度福山市水道事業会計予算繰越使用の報告について第11 報第 13号 平成19年度福山市工業用水道事業会計予算繰越使用の報告について第12 報第 14号 福山市土地開発公社事業経営状況の報告について第13 報第 15号 財団法人備後地域地場産業振興センター事業経営状況の報告について第14 報第 16号 財団法人ふくや芸術文化振興財団事業経営状況の報告について第15 報第 17号 財団法人福山勤労福祉文化振興会事業経営状況の報告について第16 報第 18号 財団法人福山体育振興事業団事業経営状況の報告について第17 報第 19号 財団法人福山青少年育成事業団事業経営状況の報告について第18 報第 20号 財団法人福山水道サービス公社事業経営状況の報告について第19 報第 21号 財団法人福山かんなべ文化振興会事業経営状況の報告について第20 議第 73号 平成20年度福山市競馬事業特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについて第21 議第 74号 平成20年度福山市老人保健特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについて第22 議第 75号 福山市吏員の退隠料等に関する条例の一部改正について第23 議第 76号 福山市税条例の一部改正について第24 議第 77号 福山市国民健康保険条例の一部改正について第25 議第 78号 福山市立動物園条例の一部改正について第26 議第 79号 福山市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について第27 議第 80号 福山市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について第28 議第 81号 損害賠償の額を定めること及び和解について第29 議第 82号 損害賠償の額を定めることについて第30 議第 83号 中央ポンプ場上家新築工事請負契約締結について第31 議第 84号 漁港改修工事(田尻漁港)(19-4工区)請負契約締結の変更について第32 議第 85号 町の区域及び名称の変更並びに字の区域の廃止について第33 議第 86号 公有水面埋立てに関する意見について第34 議第 87号 土地改良事業の計画の概要(矢ノ迫地区)を定めることについて第35 議第 88号 土地改良事業の計画の概要(八日谷地区)を定めることについて第36 議第 89号 市道路線の認定について第37 請願第 1号 後期高齢者医療保険料及び国保税を年金から天引きしないことを求める要望について第38 請願第 2号 業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望について第39 請願第 3号 後期高齢者医療制度に伴う重度心身障害者(65~74歳)の窓口負担増の撤回を求める要望について第40 請願第 4号 業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望について ────────────────── 本日の会議に付した事件諸般の報告以下議事日程のとおり ────────────────── 出 席 議 員      1番  井 上 博 之      2番  門 田 雅 彦      3番  落 合 真 弓      4番  和 田 芳 明      5番  藤 原   平      6番  大 塚 忠 司      7番  榊 原 則 男      8番  原 田 俊 朔      9番  式 部 昌 子     10番  岡 崎 正 淳     11番  土 屋 知 紀     12番  大 田 祐 介     13番  今 岡 芳 徳     14番  西 本   章     15番  高 橋 輝 幸     16番  中 安 加代子     17番  高 田 健 司     18番  五阿彌 寛 之     19番  千 葉 荘太郎     20番  塚 本 裕 三     21番  熊 谷 寿 人     22番  池 上 文 夫     23番  高 木 武 志     24番  宮 地 徹 三     25番  瀬 良 和 彦     26番  浜 本 洋 児     27番  神 原 孝 已     28番  桑 田 真 弓     29番  法 木 昭 一     30番  稲 葉 誠一郎     31番  早 川 佳 行     33番  須 藤   猛     34番  黒 瀬 隆 志     35番  池ノ内 幸 徳     36番  小 川 勝 己     37番  小 林 茂 裕     38番  川 崎 卓 志     39番  桑 原 正 和     40番  村 井 明 美     41番  徳 山 威 雄     42番  上 野 健 二     43番  小 川 眞 和     44番  蔵 本   久     45番  背 尾 博 人     46番  三 谷   積 ────────────────── 欠 席 議 員     32番  佐 藤 和 也 ────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長      羽 田   皓  副市長     岡 崎   忞  副市長     開 原 算 彦  収入役     飛 田 文 悟  市長公室長   小 川 智 弘  企画総務局長  赤 澤   收  企画部長    橋 本 哲 之  企画部次長   山 口 善 弘  企画部参与   武 藤   聖  総務部長    廣 田   要  総務課長    杉 野 昌 平  財政局長    村 上 博 幸  財政部長    徳 重   誠  財政課長    小 林 巧 平  税務部長    平   靖 行  税務部次長   吉 岡 一 成  競馬事務局長  佐 藤 彰 三  経済環境局長  羽 原 敏 雄  経済部長    小 川 雅 朗  商工課長    井 上 俊 夫  労政課長    岡 本 浩 男  企業誘致推進担当部長          三 好 正 泰  環境部長    松 浦 良 彦  保健福祉局長  勝 岡 慎 治  福祉総務部長  大 村 康 己  福祉部長兼福祉事務所長          山 岡 孝 幸  保健所長兼保健部長          田 中 知 徳  保健所次長保健部次長          佐 藤 眞 一  児童部長    門 田   均  市民局長    内 田   亮  市民部長    田 中 三 夫  人権推進部長  広 本 彰 信  青少年課長青少年センター所長          浜 田 公一朗  松永支所長   古 志 利 雄  北部支所長   岡 野 敬 一  東部支所長   山 田 敏 明  神辺支所長川南まちづくり担当部長          北 村 仲 夫  市民病院事務部長若 井 久 夫  市民病院事務部次長          真 田 鉱治郎  建設局長    堀   径 扇  建設局参事   小 川 文 章  建設管理部長  金 尾 芳 和  土木部長    野 田 幸 男  土木部次長   横 山 光 昭  農林土木部長  石 井 副 夫  都市部長    三 宅 崇 裕  建築部長    森 近 恒 夫  下水道部長   松 浦 昭 夫  教育長     高 橋 和 男  管理部長    近 藤 洋 児  スポーツ振興課長長谷川   裕  学校教育部長  飛 田 洋 悟  社会教育部長  高 垣 宗 滋  文化課長    楢 崎   恵  水道企業管理者水道局長          安 達 好 博  業務部長    久 保 卓 三  水道局総務課長 山 口 正 明  経理課長    平 上 和 彦  工務部長    丸 山 高 司  代表監査委員  秋 田 和 司  消防担当局長  杉 原   均  消防担当部長  小 畠 泰 造  消防担当部長  小笠原 伸 二 ────────────────── 事務局出席職員  事務局長    高 橋 洋 典  庶務課長    佐 藤 卓 也  議事調査課長  村 上 博 章  議事担当次長  高 橋 弘 人  調査担当次長  檀 上 知 子  書記      岡 野 三千子  書記      藤 井 千代治  書記      石 田   浩  書記      門 田 恭 司  書記      田 中 智 子  書記      小 川 素 良 ──────────────────           午後1時3分開会 ○議長(蔵本久) ただいまから平成20年第3回福山市議会定例会を開会いたします。 ────────────────── ○議長(蔵本久) これより本日の会議を開きます。 ────────────────── ○議長(蔵本久) ただいまの出席議員45人,欠席の届け出のあった議員は32番佐藤和也議員であります。 ────────────────── ○議長(蔵本久) 日程に入る前に,私から発言をさせていただきます。 先般の臨時会における背尾博人議員小川眞和議員の発言につきましては,議長として事実関係を精査するとともに,御指摘を真摯に受けとめ,今後の議会運営に生かしてまいることをお約束させていただきました。 御指摘の事実関係につきましては,市民の代表としての議員の品位と名誉を損なうような言動については慎むよう,議長としてこれを厳しくただしたところであります。 議員は,職務上知り得た情報を自己もしくは特定の者の不正もしくは不当な利益のために使用し,また特定の者に対する誹謗中傷のため使用する等,議員の品位と名誉を損なうような一切の行為を厳に慎み,市民全体の代表者として,市民の議会に対する信頼を損ねることのないよう,おのおのが人格と倫理の向上に努め,常に市民福祉の向上を目標として行動しなければならないと考えます。 また今後,議員の品位と名誉を損なうような行為の指摘を受けた場合には,みずからその説明責任を果たすべきものと思っております。 以上,所信を申し上げ,議員各位の御理解と御協力をお願いいたします。 ────────────────── △諸般の報告 ○議長(蔵本久) 次に,諸般の報告をいたします。 監査委員から,2008年平成20年2月分,3月分及び4月分の例月出納検査結果の報告がありましたので,写しをお手元に配付いたしております。 次に,広島県市議会議長会中国市議会議長会及び全国市議会議長会の各総会等並びに本市が加盟いたしております都市行政問題研究会などの協議会等に出席いたしましたので,議長会関係報告書としてお手元に配付いたしております。 以上の報告について質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,諸般の報告を終了いたします。 ────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(蔵本久) これより日程に入ります。 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第76条の規定により議長において,5番藤原 平議員及び40番村井明美議員を指名いたします。 ────────────────── △日程第2 会期の決定 ○議長(蔵本久) 次に,日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は本日から6月24日までの15日間といたしたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) 御異議なしと認めます。したがって,会期は15日間と決定いたしました。 ────────────────── △日程第3 報第5号 和解の専決処分の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第3 報第5号和解の専決処分の報告について説明を求めます。 ◎総務課長(杉野昌平) 報第5号和解の専決処分の報告についてを御説明申し上げます。 この専決処分は,本年4月に市内内海町において発生いたしました交通事故につきまして,その相手方との和解について,地方自治法第180条第1項の規定により市長において専決処分をいたしましたので,同条第2項の規定により議会に御報告するものでございます。 和解の相手方,和解条項,専決年月日及び事故の概況につきましては,議案に掲げているとおりでございます。 どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第5号を終了いたします。 ────────────────── △日程第4 報第6号 損害賠償の額を定める専決処分の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第4 報第6号損害賠償の額を定める専決処分の報告について説明を求めます。
    ◎総務課長(杉野昌平) 報第6号損害賠償の額を定める専決処分の報告についてを御説明申し上げます。 この専決処分は,本年3月及び4月に発生をいたしました職員の公用自動車によります交通事故1件及び道路の管理瑕疵によります交通事故1件につきまして,その相手方に対する損害賠償の額を定めることについて,地方自治法第180条第1項の規定により市長において専決処分をいたしましたので,同条第2項の規定により議会に御報告をするものでございます。 賠償金額,賠償の相手方,専決年月日,事故の概況等につきましては,議案の別表に掲げさせていただいているとおりでございます。 どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第6号を終了いたします。 ────────────────── △日程第5 報第7号 平成19年度福山市一般会計継続費繰越計算書の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第5 報第7号平成19年度福山市一般会計継続費繰越計算書の報告について説明を求めます。 ◎財政課長(小林巧平) 報第7号平成19年度福山市一般会計継続費繰越計算書の報告について御説明申し上げます。 本件は,一般会計継続費の予算現額のうち,年度内に支出が終わらなかったものについて翌年度へ繰り越す額が確定をいたしましたので,地方自治法施行令第145条第1項の規定により御報告するものでございます。 事業は,第2款総務費,第1項総務管理費西部市民センター建設事業で,平成19年度継続費予算現額15億6730万円に対しまして,支出済額及び支出見込み額は14億9308万円となり,差し引き7422万円を翌年度へ逓次繰り越しするものでございます。繰越理由,完成予定年月日は,参考欄へ記載をさせていただいておりますとおりでございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第7号を終了いたします。 ────────────────── △日程第6 報第8号 平成19年度福山市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてから日程第9 報第11号 平成19年度福山市競馬事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてまで ○議長(蔵本久) 次に,日程第6 報第8号平成19年度福山市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてから日程第9 報第11号平成19年度福山市競馬事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてまでの4件を一括して説明を求めます。 ◎財政課長(小林巧平) 報第8号平成19年度福山市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について御説明申し上げます。 本件は,一般会計において議決をいただいておりました繰越明許費の翌年度への繰越額が確定をいたしましたので,地方自治法施行令第146条第2項の規定により御報告するものでございます。 繰越事業は,第2款総務費,第1項総務管理費電子計算システム開発事業を初め,第10款教育費,第9項社会体育費,グラウンド・ゴルフ場整備事業まで20件で,議決をいただいております限度額36億3710万3000円に対しまして,翌年度繰越額は30億8961万7000円でございます。繰越理由,完成予定年月日は,裏面に記載をさせていただいておるとおりでございます。 次に,報第9号平成19年度福山市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について御説明申し上げます。 本件の都市計画下水道建設事業は,瀬戸水呑幹線築造工事など10億7190万円を,また下水道整備事業は,管渠埋設工事など3億4700万円の合計14億1890万円を翌年度へ繰り越すものでございます。 次に,報第10号平成19年度福山市集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について御説明申し上げます。 本件,本浦・浦友地区漁業集落排水事業及び内海西部地区漁業集落排水事業は,汚水管の布設工事など,また集落排水事業基金積立金の3件を繰り越すものでございます。繰越額は1億9904万8000円でございます。 次に,報第11号平成19年度福山市競馬事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について御説明を申し上げます。 本件の競馬場整備費場内舗装改修事業は,入場門付近インターロッキング舗装改修工事を行うもので,繰越額は187万9000円でございます。 以上,報第8号から報第11号までの御説明とさせていただきます。 どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第8号から報第11号までの4件を終了いたします。 ────────────────── △日程第10 報第12号 平成19年度福山市水道事業会計予算繰越使用の報告について及び日程第11 報第13号 平成19年度福山市工業用水道事業会計予算繰越使用の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第10 報第12号平成19年度福山市水道事業会計予算繰越使用の報告について及び日程第11 報第13号平成19年度福山市工業用水道事業会計予算繰越使用の報告についての2件を一括して説明を求めます。 ◎経理課長(平上和彦) 報第12号平成19年度福山市水道事業会計予算繰越使用の報告について御説明申し上げます。 本件は,地方公営企業法第26条第1項の規定により,平成19年度福山市水道事業会計予算予算繰越計算書のとおり繰り越しすることとしましたので,同法同条第3項の規定により議会へ御報告するものでございます。 繰り越しの事業名は,配水管整備事業配水管改良事業並びに施設改良事業の3事業で,翌年度繰越額は合計で10億1233万4593円でございます。繰り越しの理由につきましては説明欄に,完成予定年月日につきましては下段の参考に記載のとおりでございます。 次に,報第13号平成19年度福山市工業用水道事業会計予算繰越使用の報告について御説明申し上げます。 本件は,地方公営企業法第26条第1項の規定によりまして,平成19年度福山市工業用水道事業会計予算予算繰越計算書のとおり繰り越しすることとしましたので,同法同条第3項の規定により議会へ御報告するものでございます。 繰り越しの事業名は,配水管改良事業並びに施設改良事業の2事業で,翌年度繰越額は合計で1430万8692円でございます。繰り越しの理由につきましては説明欄に,完成予定年月日につきましては下段の参考に記載のとおりでございます。 以上で報第12号並びに報第13号の説明とさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第12号及び報第13号の2件を終了いたします。 ────────────────── △日程第12 報第14号 福山市土地開発公社事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第12 報第14号福山市土地開発公社事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎財政課長(小林巧平) 報第14号福山市土地開発公社事業経営状況の報告について御説明申し上げます。 公社等事業経営状況の概要をお願いいたします。 本件は,地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告するものでございます。 根拠規定,資料の単位につきましては,今回御報告いたします他の団体についても同様でございます。 1ページをお願いいたします。表の左,2007年度平成19年度の事業実施状況であります。1,取得事業は,公有地取得事業として,一般国道2号改築福山道路用地など,また土地造成事業は,福山北産業団地整備用地で,合計11億4247万2000円でございます。 2,処分事業は,公有地取得事業で,一般国道2号改築福山道路用地など,また土地造成事業で,福山北産業団地株式会社マンセイに売却したもので,合計で2億2171万円でございます。 2,収支状況の収益的収支では,収入が公有地取得事業収益など2億6492万8000円,支出では公有地取得事業原価などで2億4496万9000円,差し引き当期純利益は1995万9000円であります。 資本的収支では,収入が長期借入金など80億6962万円,支出が公有地取得事業費など84億518万円で,差し引き3億3556万円の不足となり,当期損益勘定留保資金及び準備金で補てんするものでございます。 3のその他の(1)準備金は,当期末準備金の金額が15億4214万9000円,(2)の土地保有高等の状況は,期末残高が面積では20万4077.67平方メートルで,1万7289.97平方メートルの増,また金額が59億4920万1000円となり,9億3769万2000円の増となったものでございます。 (3)の福山北産業団地の分譲状況は,当期末分譲面積は30万5783.03平方メートルで,当期末の分譲率は93.53%となったものでございます。 次に,表の右側,2008年度平成20年度の概要でございます。 1の事業計画の1,取得事業として,公有地取得事業は,一般国道2号改築福山道路用地ほかを,また土地造成事業の2件で,合計16億円であります。 2の処分事業として,公有地取得事業及び土地造成事業で,合計6億4785万円であります。 次に,2の予算といたしまして,収益的収支の収入では,公有地取得事業収益などが6億6669万2000円,支出が公有地取得事業原価などで6億5357万5000円と,差し引きが1311万7000円でございます。 また,資本的収支では,収入が長期借入金などで88億9493万2000円,支出が公有地取得事業費など90億2080万3000円でございます。差し引き1億2587万1000円の不足は,当期損益勘定留保資金及び準備金で補てんするものでございます。 以上,福山市土地開発公社事業経営状況の報告について御説明をさせていただきました。 どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。23番高木武志議員。 ◆23番(高木武志) 土地の取得の問題でちょっとお聞きをしたいんですけども,2007年度の事業実施状況の中で,一般国道2号改築の福山道路と長和インターチェンジの取得が2007年度行われておりますけれども,この道路用地というのはどの地域の取得になるのか,そしてまた,この取得した用地は国が買い上げていく,国に売却をするということになると思うんですけれども,どういう予定になっているのか,教えてください。 それから,この先行取得している費用で,これまでまだ国の方から買収というか,というものがされていない用地というのはどれぐらいあり,その金額は幾らになるのか,教えてください。 ◎建設管理部長(金尾芳和) 福山道路の用地買収についてのお尋ねでございます。 この地域は,用地段階に入っているところの用地取得でございます。それで,これからの国の対応でございますが,道路開発資金,それから用地国債等利用しておりますので,こういった関係から7年償還あるいは10年償還という形で国の方で再取得をしていただくというふうな形になっております。 以上でございます。 ◆23番(高木武志) 今現在での先行取得した用地と,そのまだ償還されていない部分の金額をもう一遍教えていただきたいと思います。 それで,今瀬戸町の山北地区の方では,国土交通省の職員が,用地買収の評価をしていたがなかったことにしてほしい,こういった話をして地権者のところに行っているというふうな話もございます。これは,今暫定税率の問題で国民の厳しい批判のもとに,福田内閣が来年度から道路特定財源を一般財源化すると,こういう方向も閣議決定をしているということとのかかわりもあると思うわけですけれども,新年度もやはりこういった用地買収予算というのも公有地取得事業で組まれておりますけれども,国の方の償還の見込みというのは立っているのかどうか,お聞きをしたいと思います。 ◎建設管理部長(金尾芳和) 現在先行取得している償還の残りでございますが,これは平成18年度2006年度におきまして約1万8000平米を取得いたしておりまして,2007年度平成19年度におきまして4分の1,一部5000平米を償還してもらったところでございます。 それから,これからの予想でございますが,福山道路につきましては直轄予算,それからこういった借入資金で対応されているところでございます。今後の状況の中で,国の方でそういった予算面については考えられていくというふうに考えております。 以上でございます。 ◆23番(高木武志) これまでに1万3000平米がまだ償還されていないということですけれども,この費用というのは一体幾らになるのか,教えてください。 それから,国の方でそうした償還については今後検討するということですけれども,実際に瀬戸町の山北地区では,そういった用地買収の評価をしていたがなかったことにしてほしいと,こういうふうな話を実際にしに行ってるというふうに仄聞をしております。このことは,やはり今瀬戸町でも,また草戸の右岸地区のところでも,やはり地権者の人が,まだ合意や賛成に至っていない人が多いにもかかわらず,強引に事業を進めるあり方は認められません,こういった意見も上げたり,あるいは福山道路の事業目的が,朝夕のラッシュ時ばかりでなく,慢性的な交通渋滞の発生としているけれども,現実には朝夕の通勤時間以外はほぼ順調ですと,再度調査を行って説明責任を果たしてほしい,こういった意見,さらに草戸町の右岸地区の住民からの意見書として,設計協議の段階で上げられているのが,現設計の縮小の要望あるいは高規格道路建設反対,ふるさとに住み続けたい,こういう願いを大切にしてほしいという意見が上がっているわけですよね。また,今笠岡バイパスでは側道のみが建設をされて,本道は少しも建設をされていないというふうな状況にもなっていることから,拙速にこうした幹線道路建設を行わないことを求めておきます。 ◎建設管理部長(金尾芳和) 用地の先行取得にかかわる再取得についての再度のお尋ねでございますが,これは用地国債,それから道路開発資金等,それぞれの制度に基づきまして4年あるいは7年等,制度にのっとって再取得をしていただくようになっております。 以上でございます。 ○議長(蔵本久) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第14号を終了いたします。 ────────────────── △日程第13 報第15号 財団法人備後地域地場産業振興センター事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第13 報第15号財団法人備後地域地場産業振興センター事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎商工課長(井上俊夫) 報第15号財団法人備後地域地場産業振興センター事業経営状況の報告についてを御説明申し上げます。 お手元の資料2ページをお願いいたします。 左側の2007年度平成19年度の1の事業実施状況でありますが,地場産品等販路開拓支援事業など5事業の実施状況と管理・営業費用などの財務上の状況をお示ししております。 具体的には,地場産品等販路開拓支援事業では,物づくり支援として,和紙の糸を使用したニューデニムの研究開発を行うとともに,中国市場向け家具の商品開発を行ったところでございます。また,産学官共同研究委託事業では,国からの委託を受け,樹脂と金属などの異種材料をレーザーで接合する技術について研究を進めました。さらに,中小企業勤労者福祉共済事業では,勤労者の福祉向上を図るため,生活安定事業や余暇活動事業などを行ってまいりました。その他,建物の維持管理費や人件費を中心とした管理・営業費用などを合わせ,事業に要した金額は2億9306万3000円であります。 次に,2の収支状況でありますが,一般会計と2つの特別会計を合わせ,収入の合計額は3億6352万4000円となっております。支出につきましては,合計額2億9306万3000円で,差し引き7046万1000円の繰り越しとなっております。 3のその他の項でありますが,これはセンターの利用状況をお示ししたものであります。 次に,右側の2008年度平成20年度の1の事業計画でありますが,地場産品等販路開拓支援事業など5事業に取り組むことといたしております。 地場産品等販路開拓支援事業では,物づくり支援として地域の技術や農林水産品を活用した商品開発や販路開拓を行ってまいります。また,前年度に引き続き,国からの委託を受け,産学官共同研究委託事業を実施してまいります。そのほか,地場産業の発展と活性化,さらには勤労者の福祉向上を図るために,地域産業活性化推進事業や中小企業勤労者福祉共済事業などを行うことといたしております。 2の予算でありますが,一般会計と2つの特別会計を合わせ,収入支出それぞれ3億394万1000円が本年度の予算であります。 以上,財団法人備後地域地場産業振興センター事業経営状況の概要についての御説明とさせていただきます。 どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第15号を終了いたします。 ────────────────── △日程第14 報第16号 財団法人ふくや芸術文化振興財団事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第14 報第16号財団法人ふくや芸術文化振興財団事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎文化課長(楢崎恵) 報第16号財団法人ふくや芸術文化振興財団事業経営状況の報告についてを御説明いたします。 公社等事業経営状況の概要3ページをお願いいたします。 左側のページから御説明をいたします。 2007年度平成19年度の事業実施状況でございます。区分欄1の自主事業は,事業費1億3548万7000円で,展覧会,鑑賞事業としまして,美術館が茶の芸術名碗展など,文化ホールが井上陽水コンサートなど,文学館,書道美術館におきましてもそれぞれ記載をいたしております事業などを実施いたしました。 次に,区分欄2の指定管理事業は,事業費3億9218万6000円で,展覧会,鑑賞事業といたしまして,美術館では山脇百合子絵本原画展など,文学館,福山城博物館におきましてもそれぞれ記載をしております事業などを実施いたしました。 次に,区分欄6の美術品取得特別会計における事業といたしまして,美術品の購入などを行っております。なお,寄贈などと合わせた美術品の年度末累計は2197点でございます。 結果,財団全体の支出合計額は,9億3226万7000円となっております。 続きまして,2の収支状況についてでございます。一般会計を含めた3会計の収入の合計は,(4)財団合計の収入欄ですが9億4122万4000円で,支出の合計が9億3226万7000円となっており,差し引き895万7000円が次期繰越額となっております。 なお,事業費の内訳といたしまして,(4)財団合計の施設別の支出額欄でございますが,美術館が3億5799万8000円,書道美術館が6247万9000円,文化ホールが4億1027万2000円,文学館が5291万8000円,福山城博物館が4860万円となっております。 以上,事業報告でございます。 次に,右側のページをお願いいたします。 2008年度平成20年度の事業計画でございます。区分欄1の自主事業の展覧会,鑑賞事業につきましては,美術館で20世紀の日本と西洋など,文化ホールで高橋真梨子コンサートなど,また文学館,書道美術館におきましてもそれぞれ事業を計画いたしております。 次に,区分欄2の指定管理事業は,展覧会,鑑賞事業の主なものといたしまして,美術館で荒井良二スキマの国の美術館など,文学館,福山城博物館におきましてもそれぞれ記載をしておりますような事業を計画いたしております。 次に,区分欄5の美術品取得特別会計でございますが,取得方針に基づき,引き続き美術品を購入してまいります。 続きまして,2の予算の下の表でございますが,(4)の財団合計欄の主なものといたしまして,美術館が3億5640万5000円,文化ホールが5億533万9000円などで,財団合計の総事業費が10億3316万円となっております。 以上,財団法人ふくや芸術文化振興財団事業経営状況の概要について御説明をいたしました。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。11番土屋知紀議員。 ◆11番(土屋知紀) 先ほど報告がありました報第16号の事業報告書の中身についてお伺いしたいと思います。 事業報告書の36ページにかかわっての質問でございます。 当財団については,平成15年度の福山市包括外部監査報告書に,財団の契約事務に関する問題点が多岐にわたって指摘をされております。この包括外部監査報告の指摘の中身というのは,特に当財団が委託している外部委託の事業のことでございます。平成10年度から平成14年度に財団が管理するふくやま美術館とふくやま芸術文化ホール,そしてふくやま文学館と福山城博物館が毎年度ほぼ一定額の委託費で推移しているということを指摘した上で,5点にわたって問題点を指摘しております。 その5点というのは,委託業者に変更がない,契約金額も変更がない,随意契約の占める割合が高い,指名競争入札の参加業者,見積書を入手している業者にも変更がなく,また落札金額の低下に結びついてはいない,そして5点目に,指名競争入札による落札価格が予定価格に極めて近い金額で落札をされておる,こういった指摘でございました。そして,平成15年当時監査人は,この財団が行っている契約のあり方,特に随意契約による委託を再検討するように求めております。 そこで,お伺いしたいのは,監査人のこのような指摘を受けて,当財団の委託のあり方をどのように改善を行ったのか,説明をいただきたいと思います。 ◎社会教育部長(高垣宗滋) 芸術文化財団の委託の契約の外部監査によります指摘のその後の推移についてであります。 2003年度平成15年度に監査を受けましたその際の状況でありますが,23件の契約のうち,指名競争入札が5件,随意契約が18件,そのうち1件が合見積もりによる契約でありました。2008年度平成20年度の契約については,監査の指摘を受けまして,指名競争入札が13件,当初22%から,全体の,今度は56%ということで34ポイント,8件の増加ということになっております。また,随意契約につきましては,18件から10件ということで,78%から44%ということで34ポイントの減少を行っております。また,随意契約のうちの合見積もりにつきましても,1件から5件ということで,4件の増ということになっております。 そのように指摘を受けまして改善をしたとこでありますけれど,状況によりまして,例えば機械等の保守点検等につきましては,納入業者の専門性の問題等ありまして,財団の中に市と準じて一定の契約事務にかかわる規定というものを設けております。その規定に基づきまして,その契約そのものがいわゆる随意契約になじむかどうか,きちっと整理をした上でこの契約を行っているとこであります。 外部監査で指摘されましたように,できる限り一般競争入札あるいは指名競争入札,やむを得ない場合でも合見積もりをとっていくと,そういう形で今日まで改善を行ったとこであります。 ◆11番(土屋知紀) まず,改善の方向として,随意契約の数は減らしたと,できる限り随意契約を減らして競争入札の方式を取り入れたという説明ではあったんですけれども,実は当財団が管理する,特に芸術文化ホールについては,2007年3月19日,昨年のことなんですけれども,に提出された監査報告でも随意契約のあり方について,そして問題点について指摘をされております。 そして,今御説明ありましたように,専門性の問題があるという説明だったんですけれども,その問題についても監査人の指摘があるわけです。専門性があるけれども,もっともっと随意契約の比率を減らして,そして競争入札に付するべきだという趣旨だと思いますけれども,それにしては,今報告がありました18件から10件,まだ10件は随意契約であるという報告です。もっと私は随意契約の数は減らして,透明で公正な契約ができるのではなかろうかと思うわけなんですけれども,その辺のところはいかがでしょうか。努力はしているということなんですけども,数としてはまだまだ随意契約が多いと私は思うんですけど,そういう監査人の指摘の受けとめ,特に2007年の定期監査の受けとめはどうでしょうか。 ◎社会教育部長(高垣宗滋) 先ほどのまだまだ不十分ではないかという御指摘であります。我々指摘を受けて,今日,先ほど申しましたように努力をいたしておりますが,どうしても一部専門性を問われたり,高度な技術等問われるような部分がございます。そういう点については,他の業者,いわゆる最低でも合見積もりをとれるような業者を選択しながら,そして単なる1社随契という形ではなくて,そのような形で努力をいたしているとこであります。 今後とも外部監査の指摘も踏まえて,基本的には一般競争入札あるいは指名競争入札,このことが基本であるというこの認識には立っておりますので,ただ中身的にその専門的な技術等必要な場合は規則に従ってきちっと,再度監査で指摘されないように頑張っていきたいというふうに思っております。 よろしくお願いします。 ◆11番(土屋知紀) まず,監査人の指摘に対する認識として,基本的には一般競争入札もしくは競争入札が必要だという認識を持っておられるということはわかりました。であるならば,やはりできるだけ競争入札,競争性,透明性,そして公正な契約を確保するという観点からも,まだ随意契約の数を減らせるのではないかという私の質問なんです。 今我々に配られている資料では,財団法人が外部委託をしている契約の中で随意契約の割合がどうなのか,そして競争入札がどうなのかというものが全くわからないわけであります。そのために,現状がどうなっているのか評価のしようもありませんので,これは議長にお願いしたいところなんですけれども,過去10年間分で,当財団が管理するすべての施設が外部委託をした委託先と委託料,そして契約方法と落札価格や予定価格がわかる資料を議会に提出いただくように資料要求をお願いします。 それともう一点お話ししたいところがあるんですけれども,先ほどの答弁では,高度な技術が必要なために最低でも合見積もりをして随意契約をしたと答弁をされております。この部分のところは非常に疑問を感じるわけなんですね。なぜ競争入札ではできないのかという部分もありますので,答弁を聞きながら重ねて要望いたしますけれども,これに関するすべての契約の資料を提出いただきたいということを求めて,質問を終わります。 ○議長(蔵本久) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第16号を終了いたします。 ────────────────── △日程第15 報第17号 財団法人福山勤労福祉文化振興会事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第15 報第17号財団法人福山勤労福祉文化振興会事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎労政課長(岡本浩男) 報第17号財団法人福山勤労福祉文化振興会事業経営状況の報告についてを御説明申し上げます。 公社等事業経営状況の概要の4ページをお願いいたします。 表の左側の2007年度平成19年度の事業実施状況であります。福山市沼隈サンパル管理運営事業から福山市沼隈サンパルにおける文化事業まで6事業を実施いたしております。 福山市沼隈サンパル管理運営事業では,福山地域職業訓練センターと文化センターの管理運営を行っております。次に,福山市ぬまくま文化館指定管理事業は,福山市ぬまくま文化館,通称枝広邸の管理を受託し,その運営を行っております。次に,福山地域職業訓練センターにおける受託事業は,独立行政法人雇用・能力開発機構広島センター及び広島県立福山高等技術専門校から委託された職業訓練として,OAシステム科などの4事業を実施いたしております。次に,福山市沼隈サンパル及び福山市ぬまくま文化館における自主事業では,各種講座やひな人形展などの事業を行っております。福山市沼隈サンパルにおける文化事業は,高嶋ちさ子さんのコンサートやミュージックトレーニング事業などを実施いたしております。 続いて,2の収支状況でございます。一般会計など4会計の収入合計は,福山市からの委託料,補助金及び雇用・能力開発機構広島センターなどからの委託料また事業収入などにより6706万9000円となり,支出合計5404万4000円を差し引いた1302万5000円が次期繰越額となっております。 続きまして,3の利用者でございます。福山市沼隈サンパルの利用者数は6万3812人,福山市ぬまくま文化館の入館者数は1万1298人です。 以上が,2007年度平成19年度の事業報告でございます。 次に,右側の欄をお願いいたします。 2008年度平成20年度の事業計画です。福山市沼隈サンパル管理運営事業を初めとしまして7事業を計画しております。自主事業は,福山市沼隈サンパルにおいては認定訓練講座などを,また福山市ぬまくま文化館では文化講座などを計画しております。受託事業は,引き続き独立行政法人雇用・能力開発機構広島センターの職業訓練を実施し,OAシステム科など3事業を計画しております。また,今年度新たに,昨年度閉館いたしました福山市勤労女性センターが行っていました事業,働く女性の主に資格取得にかかわる事業として,女性雇用支援受託事業を実施する計画といたしております。 自主事業,受託事業合わせまして,支出合計6470万7000円,収入といたしましては,福山市と雇用・能力開発機構広島センターからの委託料が主なものとなりますが,6470万7000円と同額となっております。 以上,財団法人福山勤労福祉文化振興会事業経営状況の概要についての御説明をさせていただきました。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第17号を終了いたします。 ────────────────── △日程第16 報第18号 財団法人福山体育振興事業団事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第16 報第18号財団法人福山体育振興事業団事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎スポーツ振興課長(長谷川裕) 報第18号財団法人福山体育振興事業団事業経営状況の報告について御説明いたします。 お手元の資料5ページをお願いいたします。 左側の欄から御説明いたします。 2007年度平成19年度,1,事業実施状況であります。区分1の自主事業は,3297万4000円です。スポーツ振興事業としてスポーツ教室の開催やニュースポーツ等の普及事業,また体育振興基金事業として指導者養成事業,競技人口拡大事業などを実施いたしました。 次に,区分2の指定管理事業は,5億8244万6000円です。56体育施設の管理運営業務と体育振興事業として各種大会を開催,運営いたしました。 区分3の収益事業は,400万6000円です。自動販売機設置による利便供与のほか,スポーツ普及のための講演会を実施しました。 以上,3事業の合計は6億1942万6000円となりました。 次に,2の収支の状況であります。自主事業収入,福山市からの指定管理料のほか,収入合計は6億3819万7000円で,支出合計6億1942万6000円を差し引きまして,1877万1000円が次期繰越額となります。 次に,右側の欄をお願いいたします。 2008年度平成20年度の事業計画です。この事業計画は,社会体育の振興を図るため,生涯スポーツの推進や競技力向上を目的とした事業など,継続,充実していくことを基本といたしております。 自主事業以下,指定管理事業,収益事業を合わせまして,事業支出合計は6億5134万7000円,収入といたしましては,福山市からの指定管理料が主となりますが,6億5134万7000円と同額といたしております。 以上,財団法人福山体育振興事業団事業経営状況の報告について御説明いたしました。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第18号を終了いたします。 ────────────────── △日程第17 報第19号 財団法人福山青少年育成事業団事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第17 報第19号財団法人福山青少年育成事業団事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎青少年課長青少年センター所長(浜田公一朗) 報第19号財団法人福山青少年育成事業団事業経営状況の報告についてを御説明申し上げます。 お手元の資料の6ページをお願いいたします。 表の左側が2007年度平成19年度の事業実施状況でございます。区分欄1の自主事業の事業費は191万4000円で,青少年育成市民運動推進大会など,7月,11月の青少年健全育成のための強調月間の事業を初め野外活動指導者養成講座,青少年おもしろ体験地域講座などを実施してまいりました。 次に,区分欄2の指定管理事業の事業費は1億125万1000円で,自然研修センターの管理運営,イベントなどを実施いたしました。 自主事業と指定管理事業の合計は,1億316万5000円となっております。 続いて,2の収支状況でございます。指定管理料9962万1000円,その他事業収入,補助金などで,収入合計は1億389万6000円でございます。支出の合計は,施設の運営,管理事業を初めとし,1億316万5000円で,差し引き73万1000円が次期繰越額となっております。 3のその他といたしまして,自然研修センターの利用状況でございます。開所日数331日,利用団体717団体,延べ5万3194人の利用がありました。前年度と比較しまして25団体,295人の増となり,3年連続して開所以来最も多い利用者数となりました。 以上が,2007年度平成19年度の事業報告でございます。 次に,表の右側をお願いいたします。 2008年度平成20年度の事業計画でございます。事業の計画,実施に当たりましては,関係機関や団体等と連携して,青少年の健全育成の諸事業を実施してまいります。 区分欄1の自主事業は,引き続き青少年育成市民運動推進大会や啓発活動などの強調月間の事業,野外活動指導者養成講座,青少年おもしろ体験地域講座などを計画しております。 区分欄2の指定管理事業は,施設の管理,運営事業などでございます。 自主事業,指定管理事業の合計は,1億820万円でございます。 次に,2の予算でございます。福山市からの指定管理料1億580万5000円を初め補助金などの収入で,収入合計は1億820万円でございます。支出合計も同じく1億820万円でございます。 以上,財団法人福山青少年育成事業団事業経営状況の概要について御説明申し上げました。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第19号を終了いたします。 ────────────────── △日程第18 報第20号 財団法人福山水道サービス公社事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第18 報第20号財団法人福山水道サービス公社事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎水道局総務課長(山口正明) 報第20号財団法人福山水道サービス公社事業経営状況の報告について御説明申し上げます。 お手元の資料の7ページをお願いいたします。 左の表の2007年度平成19年度の事業実施状況並びに収支状況について御説明いたします。1の事業実施状況でございますが,1の公益事業は6435万2000円で,内容は,水道事業に係る調査研究及び広報啓発や,貯水槽水道の調査指導,水道事業者の研修を行ってまいりました。 2の受託事業は2885万5000円で,水道局庁舎管理ほか以下に掲げている事業を行ってまいりました。 事業費は,合計で9320万7000円でございます。 次に,2の収支状況でございます。収入は9374万7000円で,内訳は福山市負担金ほかの項目で,金額は掲げているとおりでございます。支出は9320万7000円で,内訳は管理費,公益事業費,受託事業費で,金額は掲げているとおりであり,差し引き額は54万円でございます。 次に,右の表の2008年度平成20年度について御説明いたします。 1の事業計画でございます。1の公益事業は6848万7000円で,内容は,水道事業に係る調査研究並びに広報啓発や,貯水槽水道の調査指導,水道事業者の研修などを行う予定でございます。 2の受託事業は3152万3000円で,水道局庁舎管理ほか以下に掲げている事業を行う予定でございます。 3の予備費は50万円で,事業費は合計で1億51万円でございます。 次に,2の予算でございます。 収入は1億51万円で,内訳は福山市負担金ほかの項目で,金額は掲げているとおりでございます。支出は1億51万円で,内訳は管理費ほかの項目で,金額は掲げているとおりであり,収支同額となっております。 以上,財団法人福山水道サービス公社事業経営状況の報告について御説明申し上げました。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第20号を終了いたします。 ────────────────── △日程第19 報第21号 財団法人福山かんなべ文化振興会事業経営状況の報告について ○議長(蔵本久) 次に,日程第19 報第21号財団法人福山かんなべ文化振興会事業経営状況の報告について説明を求めます。 ◎文化課長(楢崎恵) 報第21号財団法人福山かんなべ文化振興会事業経営状況の報告についてを御説明いたします。 公社等事業経営状況の概要8ページをお願いいたします。 左側のページから御説明をいたします。 2007年度平成19年度の事業実施状況でございます。区分欄1の自主事業は,事業費2171万4000円で,文化会館事業の鑑賞事業では,レフレールコンサートなど,普及交流事業ではニコピン音楽祭など,育成事業では混声合唱団定期演奏会など,また菅茶山記念館事業では古文書入門講座などを実施しております。 次に,区分欄2の指定管理事業でございますが,事業費4992万5000円で,各施設で運営,維持管理の事業を実施いたしております。なお,神辺歴史民俗資料館では明治,大正,昭和の民具と暮らし,菅茶山記念館では菅茶山自然へのまなざしなど,常設展,企画展などを年間を通して実施いたしました。 結果,財団全体の支出合計額は1億2527万2000円となっております。 続きまして,2の収支状況についてでございますが,収入の合計は1億2802万円で,支出の合計が1億2527万2000円となっており,差し引き274万8000円が次期繰越額となっております。 なお,事業費の内訳といたしましては,施設別の支出額欄でございますが,文化会館が9648万4000円,神辺歴史民俗資料館が984万8000円,菅茶山記念館が1894万円となっております。 利用状況につきましては,3,その他にお示しをしている状況となっております。 以上,事業報告でございます。 次に,右側のページをお願いいたします。 2008年度平成20年度の事業計画でございます。区分欄1の自主事業でございますが,文化会館事業の鑑賞事業といたしましてはウィーン少年合唱団など,普及交流事業では茶山祭など,育成事業では大人のためのピアノ教室など,また神辺歴史民俗資料館事業では体験教室を,菅茶山記念館事業では古文書入門講座などを計画いたしております。 次に,区分欄2の指定管理事業でございますが,各施設の運営,維持管理の事業を行います。なお,神辺歴史民俗資料館,菅茶山記念館では,常設展,企画展などを年間を通して実施する計画といたしております。 続きまして,下の表,2の予算についてでございますが,文化会館が9944万3000円,神辺歴史民俗資料館が1126万2000円,菅茶山記念館が2170万円で,支出の合計欄,総事業費1億3240万5000円となっております。 以上,財団法人福山かんなべ文化振興会事業経営状況の概要について御説明いたしました。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして,報第21号を終了いたします。 ────────────────── △日程第20 議第73号 平成20年度福山市競馬事業特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについて ○議長(蔵本久) 次に,日程第20 議第73号平成20年度福山市競馬事業特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 提案者から提案理由の説明を求めます。 ◎財政課長(小林巧平) 議第73号平成20年度福山市競馬事業特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについて御説明申し上げます。 本件は,2007年度平成19年度競馬事業特別会計において,歳入が歳出に不足する見込みとなったことから,地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき,翌年度の歳入を繰り上げてこれに充てるための予算措置を地方自治法第179条第1項の規定により,本年5月30日に専決処分を行いましたので,同条第3項の規定により議会に御報告し,御承認をお願いするものでございます。 1ページをお願いいたします。 平成20年度福山市競馬事業特別会計補正予算(第1号)の歳入歳出予算の補正は,総額に20億2088万8000円を追加し,歳入歳出予算の総額を116億6104万4000円とするものでございます。 2ページをお願いいたします。 第1表は,歳入歳出予算の補正であります。歳入は,第5款諸収入で20億2088万8000円,歳出の第4款繰上充用金は,2007年度平成19年度の歳入決算見込み額96億9714万4000円に対し,歳出決算見込み額が117億1615万3000円となり,これに翌年度へ繰り越すべき財源を含め,差し引き20億2088万8000円の不足見込み額となることから,繰上充用を行い,対応するものでございます。 7ページをお願いいたします。 2,歳入の第5款諸収入,雑入で,収益金として20億2088万8000円を計上するものでございます。 9ページをお願いいたします。 3,歳出の繰上充用金は,歳入と同額の20億2088万8000円を2007年度平成19年度の収支不足分として計上するものでございます。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議第73号議案については,委員会付託を省略いたしたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) 御異議なしと認めます。したがって,議第73号議案については,委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。9番式部昌子議員。 ◆9番(式部昌子) 議第73号平成20年度福山市競馬事業特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについて,日本共産党の討論を行います。 競馬事業特別会計にかかわる補正予算は,事業の赤字の穴埋めに繰上充用を行うものです。平成12年度から毎年不正常な繰上充用が続いています。累積赤字が,若干減少したものの20億2088万8000円に及んでいます。この事業は,1949年から始まり,当初の目的,戦後復興は既に達成されています。2004年から場外発売所が4カ所,昨年1カ所増加,電話投票,広域場間場外と本場以外の収入が本場の赤字弱体化を補っている現状です。競走馬の在籍確保についても,アラブからサラブレッドへの変更が厳しい状況であり,競馬関係者の努力にもかかわらず,本場の弱体化に歯どめがかかりません。 一方,ギャンブル性は一層進み,現在の管理・競争社会でギャンブル依存症の増加,家庭崩壊など新たな市民生活の荒廃が懸念されます。新しいファン獲得のため,家族,子ども対象の施設イベントは憂慮されるものです。 同事業については,廃止を見据えて,関係者の就労保障などを検討する時期ではありませんか。 以上述べた政治的比重から本専決議案に反対して,日本共産党の討論といたします。 ○議長(蔵本久) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして討論を終了いたします。 これより採決いたします。 本件は承認することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(蔵本久) 起立多数であります。したがって,本件は承認することに決定いたしました。 ────────────────── △日程第21 議第74号 平成20年度福山市老人保健特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについて ○議長(蔵本久) 次に,日程第21 議第74号平成20年度福山市老人保健特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 提案者から提案理由の説明を求めます。 ◎財政課長(小林巧平) 議第74号平成20年度福山市老人保健特別会計補正予算市長専決処分の承認を求めることについて御説明申し上げます。 本件は,2007年度平成19年度老人保健特別会計において,歳入が歳出に不足する見込みとなったことから,2008年度平成20年度の歳入を繰り上げてこれに充てるための予算措置を本年5月30日に専決処分を行いましたので,議会に御報告し,御承認をお願いするものでございます。 1ページをお願いいたします。 平成20年度福山市老人保健特別会計補正予算(第1号)の歳入歳出予算の補正は,総額に4億6251万5000円を追加し,歳入歳出予算の総額を47億9501万7000円とするものでございます。 2ページをお願いいたします。 第1表は,歳入歳出予算の補正であります。歳入では,第1款支払基金交付金,第2款国庫支出金,第3款県支出金の3項目で,合計4億6251万5000円であります。歳出の第4款繰上充用金は,2007年度平成19年度の決算見込み額402億8606万3000円に対しまして,歳出の決算見込み額が407億4857万8000円で,差し引き4億6251万5000円の不足見込みとなることから,繰上充用を行い,対応するものでございます。 7ページをお願いいたします。2,歳入の支払基金交付金を1億4735万5000円,2,国庫支出金を2億5783万9000円。9ページをお願いいたします。3の県支出金を5732万1000円,それぞれ平成19年度精算交付分として計上するものでございます。 11ページをお願いいたします。 3,歳出は,繰上充用金を4億6251万5000円,2007年度平成19年度分の収支不足分として計上するものでございます。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(蔵本久) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議第74号議案については,委員会付託を省略いたしたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) 御異議なしと認めます。したがって,議第74号議案については,委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) これをもちまして討論を終了いたします。 これより採決いたします。 本件は承認することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(蔵本久) 起立全員であります。したがって,本件は承認することに決定いたしました。 ────────────────── △日程第22 議第75号 福山市吏員の退隠料等に関する条例の一部改正についてから日程第36 議第89号 市道路線の認定についてまで ○議長(蔵本久) 次に,日程第22 議第75号福山市吏員の退隠料等に関する条例の一部改正についてから日程第36 議第89号市道路線の認定についてまでの15件を一括議題といたします。 提案者から提案理由の説明を求めます。 (羽田 皓市長登壇) ◎市長(羽田皓) 本日は,6月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には御多用の中を御参集いただきまして,まことにありがとうございます。 今回提出いたしております諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明を申し上げます。 初めに,去る5月,ミャンマーを直撃したサイクロンや中国四川省を震源とする大規模地震は,多数の死傷者や行方不明者を出すとともに,住民生活や経済活動へ深刻な打撃を与えました。特に,四川省で起こった地震につきましては,改めてそのすさまじさを強く感じたところであり,被災地の一日も早い復興を念願いたしますとともに,亡くなられた方々に対しまして,心から御冥福をお祈りいたします。 本市では,これまで市民の生命と財産を守り,被害をできるだけ最小限にとどめるため,災害に強いまちづくりに取り組んでまいりました。特に,近年,各地で大規模な地震が発生していることから,建築物の耐震改修の促進が課題となっており,小中学校屋内運動場や水道施設の耐震化を重点政策に位置づけ,年次計画的に進めているところであります。こうした中で,市内の耐震基準を満たしていない住宅などの改修を総合的かつ計画的に進めるため,福山市耐震改修促進計画を定めたところであり,今後,この計画に基づき,耐震化の促進に向けて取り組んでまいりたいと考えております。このほか,地震による津波や高潮に対応するため,津波警報などの災害情報を迅速かつ的確に地域住民に伝達し,適切な避難行動を促すことができるよう,沿岸地域へ防災行政無線を整備することについて,昨年度策定した基本計画に基づき,実施設計に取り組むことといたしております。引き続き,市民の皆様が災害などの予測困難な事態に対しても安心して安全に暮らせるための万全の体制づくりに取り組んでまいります。 さて,今年度は第四次福山市総合計画がスタートして2年目の年であります。昨年度,将来都市像にぎわいしあわせあふれる躍動都市ばらのまち福山の実現に向けて,順調な滑り出しをすることができました。これまで都市基盤整備や合併などの取り組みを通じ,50万都市構想の実現を果たしてまいりましたが,少子高齢時代において,本市におきましても将来人口の減少が予想されます。今後,住んでみたい,住んでよかったとすべての人が思えるまちづくりを目指し,総合計画に掲げる施策を積極的に実施することにより,本市が持続的発展を遂げ,4年後,5年後,さらには目標年次である2016年度平成28年度には,今まいた種が大きく花を開くよう,市民の皆様とともに果敢にチャレンジしてまいりたいと考えております。 次に,市立4年制大学の設置についてであります。5月31日に第1回目の大学設置準備委員会を開催し,大学設置基本構想をもとに具体的な準備を開始したところであります。今後は,準備委員会で教育課程の編成や教員組織などの教育研究体制について検討し,2011年平成23年4月の開学を目指し,地域社会の発展に寄与する教育研究拠点となるよう魅力ある大学の設置に向けて取り組んでまいります。 次に,福山北産業団地についてであります。2000年平成12年5月から分譲をいたしておりましたが,これまでのトップセールスや企業立地促進制度の拡充など,企業誘致の積極的な取り組みにより,4月末で完売にこぎつけることができました。本市が将来にわたって持続的な発展を遂げていくためには,企業の進出を促進し,地域経済の拡大と活性化や雇用の創出を図ることが不可欠であります。現在,隣接する区域に新たな産業団地を造成すべく事業着手しており,引き続き産業の力みなぎる活力とにぎわいのあるまちを目指し,取り組んでまいります。 次に,ばら祭についてであります。41回目となることしのばら祭は好天に恵まれ,市内外から84万人という多くの来場者がありました。福山駅から緑町公園の間で多彩な催しが行われ,にぎわいあふれるばらのまち福山を大いにアピールすることができました。市民の皆様を初め御協力をいただきましたボランティアの方々に,心から感謝を申し上げます。 また,ことしはハワイ州マウイ郡や大韓民国,ブルガリアなど海外から例年を上回る多数のお客様をお迎えいたしました。5月17日には,860人を超える多数の方々でにぎわった福寿会館での市民茶会にも参加をしていただき,日本の文化に触れていただくことができ,大変うれしく思っております。さらに,マウイ郡との親善友好都市提携の調印式も無事に終え,祭りに大きな花を添えることができました。今後は,お互いの国際的な視野の広がりや異文化理解の推進に向けて,市民レベルの国際交流の促進に努めてまいりたいと考えております。 次に,ばらのまち福山ミステリー文学新人賞についてであります。5月10日に締め切りを迎え,応募総数93作と予想を上回る結果となり,大変うれしく感じているところであります。応募作は,幅広い年齢層の方々により,日本全国を初め遠くカナダからも寄せられました。記念すべき待望の第1作目は,9月に島田荘司さんによる最終選考を行い,10月に決定する予定といたしております。この賞が福山の芸術文化の活性化とさらなる知名度アップにつながるよう今後とも継続をして取り組んでまいる考えであります。 また,これまで知名度アップを目指し,総合情報誌「えっと福山」の発行やJR福山駅新幹線ホームへの観光看板の設置など,全国への情報発信に取り組むとともに,子どもたちがふるさと福山へ誇りと愛着を持つよう学校給食へ鯛飯を取り入れたり,市内小学生を鯛網へ招待するなど,精力的に取り組んでまいりました。今後も,ミステリー文学新人賞と連動したミステリーツアーや企業との連携による知名度向上に向けた取り組みなどを実施するとともに,全庁を挙げて都市ブランドの創出,発信に向け,さまざまな角度からの取り組みを検討してまいりたいと考えております。 次に,都市基盤整備についてであります。福山駅前整備事業について,これまで4回にわたり市民団体との話し合いの場を設け,それぞれの計画案や疑問点などについて協議を重ね,提案された案について内部で十分検証をしていたところであります。こうしたやさき,福山市情報公開条例に基づき不開示とした文化庁との協議に関する文書が市民団体により一方的に公表されました。内容は協議途中のものであり,公表されたことにより市民の皆様方に誤解を与え,混乱を招く結果となりました。今回の事案は,本市の情報公開制度の根幹にかかわる憂慮すべき問題であると受けとめております。これまで本市といたしましては,真摯に協議の場に臨んでまいりましたが,こういった事態になりましたことは,まことに遺憾に思っております。次回の話し合いにつきましては,今回の件の経過などを整理し,開催いたしたいと考えております。 また,福山城の遺構につきましては,内部であらゆる角度から検討してきたところでありますが,福山城の歴史をしのぶことのできるものとなるよう,可能な限り現状のまま見える形で保存する考えであります。案がまとまり次第,市議会や福山市文化財保護審議会へお示しをし,御意見を伺ってまいります。 また,福山駅周辺の放置自転車などの対策として,5月から駅周辺の約2.5ヘクタールの区域を自転車等放置禁止区域に指定いたしております。備後地域の中核都市福山の玄関口にふさわしい快適な都市空間と歩行者の安全確保などのため,市民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。 東桜町地区の市街地再開発事業につきましては,先月28日から建物の解体工事が始まり,9月には新たに再開発ビルの建設工事に着手する予定と伺っております。また,伏見町地区におきましても,地権者に対する事業説明会が開催されるなど,事業化へ向けて取り組みが進められており,本市といたしましても,引き続き積極的な支援を行ってまいる考えであります。 このほか,2006年平成18年から進めておりました市道古野上住吉1号線,通称霞通りの道路の美装化が4月に完成し,地元商店街を中心に記念式典が華やかに行われました。このことにより良好な歩行者空間が形成され,回遊性の高まりなどにより,地域の活性化やにぎわいの創出につながるものと考えております。 中央公園地区に整備いたしましたまなびの館ローズコムにつきましては,待望の中央図書館を7月1日に供用開始する予定といたしており,大いに活用していただきたいと考えております。なお,歴史資料室には,阿部家から寄託をいただきました貴重な資料を保存,展示することといたしており,オープニング行事には,阿部家の方々やNHK大河ドラマ篤姫で阿部正弘役の草刈正雄さんをお迎えする予定といたしております。 このほか,西部地域におきましては,西部市民センター内に松永図書館がオープンし,利用者の利便性がさらに向上いたしました。神辺地域では,合併建設計画に基づき進めておりました市道道上元藤線が開通し,今後国道182号と国道486号の渋滞緩和につながるものと考えております。さらに,北部地域には,多くの皆様が待望しておられましたグラウンド・ゴルフ場が6月末に完成をし,7月27日に竣工式及び記念大会を実施する予定といたしております。多くの方々に利用していただくことにより,生涯スポーツの振興に寄与するとともに,市民の皆様の健康増進のために活用していただきたいと考えております。 次に,農業施策の推進についてであります。本市におきましては,農業従事者の減少などにより,農業の活力低下や耕作放棄地の増加が深刻化しており,これに伴って新たな担い手の確保や育成,耕作放棄地の有効利用などを推進することが緊急の課題となっております。このため,今年度改めて耕作放棄地の実態把握に取り組んでいるところであります。今後,モデル地域指定を行うなど,環境保全の観点からも耕作放棄地の解消に向けた取り組みを進めてまいる考えであります。 次に,「エコでえ~ことキャンペーン」についてであります。市民の皆様に環境問題を身近に感じていただくため,昨年度に引き続き5月30日のごみゼロの日から,市民や事業者と行政が協働し実施いたしております。本年度は,10月31日の3R推進月間最終日まで実施期間を5カ月間に延長する中で,昨年度を上回る事業者の皆様の参加をいただいて取り組みを進めております。地球の環境を守るためには,私たち一人一人の行動が大切であり,環境保全や資源循環型社会の実現を目指し,本年度もより多くの皆様方の御協力をお願い申し上げます。 次に,後期高齢者医療制度,いわゆる長寿医療制度についてであります。制度の周知不足などから全国の高齢者の間に大きな混乱が生じており,本市におきましては,制度の円滑な運営に向けて出前講座などを通し,鋭意周知に努めているところであります。また,被保険者の保険料負担や地方負担が増加しないよう所要の財政措置を講じることなどについて,広島県市長会を通じ国に対しても要望してまいる考えであります。引き続き,市民の皆様が将来も安心できる制度運営となるよう取り組んでまいります。 次に,いわゆるふるさと納税についてであります。4月30日に公布をされた地方税法等の一部を改正する法律により,ふるさとを応援したい,ふるさとに貢献したいという納税者の思いを生かすよう都道府県,市区町村に対する寄附金税制が抜本的に拡充をされました。これに伴い,本市におきましても,この制度を有効に活用し,第四次福山市総合計画に掲げる施策の着実な推進に向けて,積極的に情報発信をする中,寄附金を広く募集してまいりたいと考えております。 次に,競馬事業についてであります。昨年度は,アラブ最後の全国交流競走や2歳サラブレッドによるJRA認定競走,南関東4場騎手招待競走など魅力ある企画レースや福山大賞典レースの全国発売など,他場との相互発売の拡大に取り組みました。また,JRA初出走など他場との交流を行い,単年度収支は約4400万円の黒字となる見込みとなりました。引き続き,経営の健全化に向けて,「魅せます!夢と感動の舞台」を年間テーマに,心に残るレースづくりや他場との連携,積極的な情報発信による新たなファンの獲得に取り組んでまいります。 さて,我が国の経済情勢についてであります。政府の月例経済報告によると,景気の回復は3月から足踏み状態が続いております。さらに,円高や原油を初めとする原材料価格の高騰などの懸念材料もあり,景気の先行きは非常に不透明な状況にあるものと受けとめております。こうした状況を受け,資金繰りなど経営状態が悪化している中小企業を対象にした新たな融資制度を検討するよう指示いたしたところであります。 また,ガソリン価格の再値上げや7月から予定されている電気・ガス料金の値上げなど,家計を取り巻く状況も非常に厳しいものがあります。国においては道路特定財源をめぐり混乱が続き,地方財政へも大きな影響が生じました。本市といたしましては,地方の財政運営に支障を来さないよう国の責任において適切な措置がとられるよう強く求めたところであり,引き続き,国の動向を十分見きわめる中で,事業の選択と重点化を図り,健全な行財政運営に取り組んでまいる考えであります。 次に,今回提出いたしております議案について御説明を申し上げます。 条例案として,福山市吏員の退隠料等に関する条例の一部改正についてなど6件,その他の議案として,損害賠償の額を定めること及び和解についてなど9件を提出いたしております。 何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(蔵本久) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議第75号福山市吏員の退隠料等に関する条例の一部改正についてから議第89号市道路線の認定についてまでの15件に対する質疑は,後日に譲りたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) 御異議なしと認めます。したがって,議第75号議案から議第89号議案までの15件に対する質疑は,後日に譲ることに決定いたしました。 ────────────────── △日程第37 請願第1号 後期高齢者医療保険料及び国保税を年金から天引きしないことを求める要望について ○議長(蔵本久) 次に,日程第37 請願第1号後期高齢者医療保険料及び国保税を年金から天引きしないことを求める要望についてを議題といたします。 紹介議員の説明を求めます。9番式部昌子議員。 (9番式部昌子議員登壇) ◆9番(式部昌子) ただいま上程されました請願第1号後期高齢者医療保険料及び国保税を年金から天引きしないことを求める要望について,紹介議員を代表して趣旨説明を行います。 自民・公明政府は,ことし4月から後期高齢者医療制度を実施しました。同時に,後期高齢者医療保険料と65歳以上の国民健康保険税を一定の条件を満たす住民の年金から天引きすることを決めました。 福山市では,後期高齢者医療保険料は4月から天引きが始まり,65歳以上の国保税は10月からの天引きが実行されます。 今,食料品や生活必需品の値上げが相次ぎ,社会保障費や税金の負担が重くなる一方,年金の受取額は減少し,市民の生活は苦しくなるばかりです。 山形市では,天引きによって受け取る年金額が減り,87歳の母親の面倒を見ていた58歳の長男が生活が苦しいと無理心中をする事件が起きています。 年金からの保険料・税の天引きは,1,財産権を侵害し,2,年齢による保険料の徴収方法の変更は,平等の原則に違反し,3,生活保護基準以下の年金からの天引きは,憲法第25条生存権を脅かすなど,人権を踏みにじるもので,認めるわけにはいきません。 以上の立場から,次のことを要望いたします。 要望項目。 1.後期高齢者医療保険料及び65歳以上の国保税を年金から天引きする特別徴収はやめ,普通徴収に切りかえること。 2.保険料・税を払い切れない人に対する資格証明書の発行は,原則として行わないこと。 3.後期高齢者医療制度の中止を国に求めること。 以上,3項目です。 請願者は,福山市花園町二丁目1番26号 福山民主商工会会長 西浜義夫氏ほか1165名であります。 なお,6月9日現在で新たに70名分の署名が追加され,合計1235名であります。 何とぞ慎重審議の上,全会一致で御可決いただきますようお願いいたしまして,趣旨説明といたします。 ○議長(蔵本久) ただいま議題となっております請願第1号は,総務委員会に付託いたします。 ────────────────── △日程第38 請願第2号 業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望について ○議長(蔵本久) 次に,日程第38 請願第2号業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望についてを議題といたします。 紹介議員の説明を求めます。11番土屋知紀議員。 (11番土屋知紀議員登壇)
    ◆11番(土屋知紀) ただいま上程されました請願第2号業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望について,紹介議員を代表して趣旨説明をいたします。 中小業者の営業に携わる業者婦人と呼ばれる女性事業主や女性家族従業者は,地域経済の担い手として住民に喜ばれる商売を心がけ,地域経済と雇用を守り,社会的,文化的にも大きな役割を果たしています。 しかし,どんなに働いても,自家労賃と呼ばれる働き分が社会的には認められておらず,ただ働きとされています。そのため,業者婦人の社会保障は劣悪な状態に置かれております。老後は暮らしていけないほど低い年金しか受けられず,失業補償,失業給付,出産休暇,育児休暇,介護休暇など全く保障されておりません。 しかし,世界の主要国では,自家労賃を賃金として認めています。アメリカでは,家族従業員であるかどうかを問わず,正当な給与は事業経費として認められ,所得控除が受けられます。イギリス,ドイツ,フランス,韓国でも,家族にきちんと給与を支払うのが当然というのが世界の流れであります。 ところが,我が国では業者婦人は家族従業者の8割を占め,営業上の重要な役割を担っているにもかかわらず,所得税法第56条に,配偶者とその親族が事業に従事したとき,対価の支払いは必要経費に算入しないとされているために,正当な働き分を認められていません。日本でも,家族従事者の実態を把握し,所得税法56条の廃止や支援策が必要となってまいります。 また,産前産後の休業補償などの出産手当は,子どもを安心して産むことができる最低保障です。国民健康保険法58条には,出産手当の給付を行うものとすると定められております。少子化対策の観点からも,国民健康保険法58条を適用し,出産手当金を強制給付することが求められます。起業する女性も多くなる中で,女性事業主への支援策の充実も求められます。 大企業には消費税還付など優遇する税制をやめて,景気を悪化させる国民,中小業者いじめの消費税増税は中止すべきであります。 この立場から,次のことを要望されております。 要望項目は,1.国民健康保険法58条を実施し,福山市としても出産手当金と傷病手当金を給付すること,2.すべての加入者へ正規の国民健康保険証を交付することであります。 請願者は,福山市花園町二丁目1番26号 福山民主商工会婦人部部長 岡崎貞子氏ほか1041名であります。 なお,6月9日現在で新たに46人分の署名用紙が追加して提出され,合計で1087人分の署名が寄せられたところであります。 何とぞ慎重審議の上,全会一致で御可決いただきますようお願い申し上げまして,趣旨説明といたします。 ○議長(蔵本久) ただいま議題となっております請願第2号は,総務委員会に付託いたします。 ────────────────── △日程第39 請願第3号 後期高齢者医療制度に伴う重度心身障害者(65~74歳)の窓口負担増の撤回を求める要望について ○議長(蔵本久) 次に,日程第39 請願第3号後期高齢者医療制度に伴う重度心身障害者(65~74歳)の窓口負担増の撤回を求める要望についてを議題といたします。 紹介議員の説明を求めます。3番落合真弓議員。 (3番落合真弓議員登壇) ◆3番(落合真弓) ただいま上程されました請願第3号後期高齢者医療制度に伴う重度心身障害者(65~74歳)の窓口負担増の撤回を求める請願書につきまして,紹介議員を代表いたしまして趣旨説明を行います。 2008年4月から,65歳から74歳の寝たきりや人工透析患者などの重度障害者は,後期高齢者医療保険制度に加入するか,従来の健康保険や国民健康保険等に加入し続けるか,みずからが判断することになりました。 これらの障害者の方が後期高齢者医療保険を選ぶと,従来の保険より保険料が高くなるという場合があります。一方,今までは重度心身障害者医療費助成を受け,1医療機関につき1日100円の一部負担金を医療機関の窓口で負担するだけでよかったのが,2008年4月からは国保や健保を選ぶと,65歳から69歳は,3割負担から後期高齢者医療保険で負担される1割を引いた2割の医療費に100円を足した負担となります。また,新制度導入に伴う担当医と包括診療報酬後期高齢者診療料の仕組みによって医療機関の連携を崩したり,医療の質の低下を招くおそれがあります。 手厚い医療が必要とされている障害を持つ高齢者に対して,安心と充実した医療環境構築のための重度心身障害者医療費助成など,障害者の医療と福祉を守る制度は,福山市の福祉施策として今まで多くの障害者の方々のお役に立ち,そして福山市民としても誇れるものでありました。 請願項目は,65歳から74歳の重度心身障害者医療費助成制度利用者の方で,後期高齢者医療制度に入らなかった方も,窓口負担は従来どおり1回100円にしてくださいという1項目であります。 請願者は,福山市木之庄町3-6-10 福山医療生活協同組合理事長 服部融憲氏ほか,本日の追加分を含め2974名であります。 何とぞ満場一致で御採択いただきますことをお願いいたしまして,趣旨説明といたします。 ○議長(蔵本久) ただいま議題となっております請願第3号は,民生福祉委員会に付託いたします。 ────────────────── △日程第40 請願第4号 業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望について ○議長(蔵本久) 次に,日程第40 請願第4号業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望についてを議題といたします。 紹介議員の説明を求めます。23番高木武志議員。 (23番高木武志議員登壇) ◆23番(高木武志) ただいま御上程されました請願第4号業者婦人の健康と営業を守り,地位向上をはかる施策を求める要望について,紹介議員を代表して趣旨説明をいたします。 中小業者の営業に携わる女性家族従業者や女性事業主である業者婦人は,地域経済の担い手として住民に喜ばれる商売を心がけ,地域経済と雇用を守り,社会的,文化的にも大きな役割を果たしています。 しかし,どんなに働いても家族専従者はその働き分,自家労賃が社会的に認められず,ただ働きとなっています。このことは人格や労働を認めない人権問題です。 世界の主要国では,自家労賃を賃金として認めています。日本でも家族従業者の実態を把握し,所得税法56条の廃止や支援策が必要であります。 福山民主商工会婦人部が行ったアンケートでは,女性事業主は不利益や差別を融資面で31.6%の方が感じておられます。また,支援策として,女性に有利な融資を35.3%,女性事業家との交流について17.6%,資金調達などの相談窓口を17.6%,人材提供を11.8%の方が求めておられます。 請願項目は,1.業者婦人の実態把握を踏まえて,女性事業主,女性家族従業者に対する支援を充実してください。また,広く広報することです。 請願者は,福山市花園町二丁目1番26号 福山民主商工会婦人部部長 岡崎貞子氏ほか1041名であります。 なお,昨日新たに46名の署名が届けられ,総数1087名の署名が寄せられたものです。 何とぞ慎重審議の上,全会一致で御可決いただきますようお願い申し上げまして,趣旨説明といたします。 ○議長(蔵本久) ただいま議題となっております請願第4号は,文教経済委員会に付託いたします。 ────────────────── ○議長(蔵本久) お諮りいたします。 議事の都合により,明6月11日から6月13日までの3日間休会いたしたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(蔵本久) 御異議なしと認めます。したがって,議事の都合により,明6月11日から6月13日までの3日間休会することに決定いたしました。 ────────────────── ○議長(蔵本久) 次の本会議は,6月16日午前10時から開きます。 ────────────────── ○議長(蔵本久) 本日は,これをもちまして散会いたします。          午後2時52分散会 ────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 福山市議会議長 福山市議会議員 福山市議会議員...